八朔・紅八朔・不知火・スイートスプリング・日向夏・はるか・甘夏・文旦の違い

今月はいろんな種類のみかんを大量に食べたので、それぞれの味や特徴の違いをまとめてみました。

今月食べたみかんに関しては、

  • 八朔
  • 紅八朔
  • 不知火
  • スイートスプリング
  • 日向夏
  • はるか
  • 甘夏
  • 文旦
  • こんな感じです。

    【みかん】八朔・紅八朔・不知火・スイートスプリング・日向夏・はるか・甘夏・文旦の違い

    という事で早速今月食べたみかんの味の違いや特徴をそれぞれ簡単にまとめてみました。

    【みかん】八朔(はっさく)の味の違いや特徴について

    外見は黄色で大きく、皮も厚めで種も多い。

    グレープフルーツの味に近いかも。

    甘みと酸味の中に若干の苦味があるのが特徴。

    普通のみかんに食べなれると、こういったタイプのみかんの方が食べ応えがあって癖になるかも。

    【みかん】紅八朔(べにはっさく)の味の違いや特徴について

    これも名前の通り八朔の仲間で、八朔と紅八朔の違いとしては、

    八朔が完全に黄色だとしたら、紅八朔は若干オレンジ色。

    八朔同様に甘味の中に多少の苦味はあるが、八朔と比べると若干甘味が強く、苦みも少な目。

    八朔は割と種が多めなのに対し、紅八朔は種はないか、あっても少ないか、もしくは小さい。

    【みかん】不知火柑(しらぬい)の味の違いや特徴について

    濃いオレンジ色で小ぶりで種はない。

    甘味が強く苦みや酸味はほぼなし、甘味はネーブルに近い。

    【みかん】スイートスプリングの味の違いや特徴について

    色は黄色で小ぶりな体型で種はない。

    皮はかなり固い。

    甘味はかなり強くスイートと名がつくだけの事はある。

    酸味はほぼゼロ。

    【みかん】日向夏(ひゅうがなつ)の味の違いや特徴について

    色はかなり黄色で種はあるけどかなり小さい。

    日向夏には食べ方に特徴があって、皮の黄色い部分だけをむき、内側の白い部分は出来るだけ多く残して食べる。

    そうしないと果肉だけを食べるとなるとまぁまぁ酸っぱい。

    しかしこの白皮の部分がかなり甘いので、それと合わさって味が丁度よくなるといった感じ。

    この白皮のクリーミーさと酸味のある果実が非常にマッチする。

    【みかん】はるかの味の違いや特徴について

    はるかに関しては、日向夏の仲間らしいのですが、見た目は日向夏とは違って、少しゴツゴツ感がある。

    大きさは小ぶりで色はかなり黄色。

    これも日向夏と同じように、表面の黄色い皮の内側の白い部分を出来るだけ残しつつ食べる感じ。

    触感としてはかなりのザクザク感があって、皮をむいている時点でもう既になぜかザクザクとしている。

    酸味はゼロでかなり甘い。日向夏の果肉が甘いバージョンといった感じ。

    【みかん】甘夏(あまなつ)の味の違いや特徴について

    皮が厚めで固め、果肉が厚めの大きめでかなりジューシーなので食べ応えがある。種は割と多め。

    名前が甘夏とあるので、相当甘いのかと思いきや酸味が結構強めで、そんな中にほのかな苦味がある。

    ほんのちょっと甘めのグレープフルーツといった感じの味。

    【みかん】文旦(ぶんたん)の味の違いや特徴について

    かなり大きく皮も厚めで種も多め。味は甘味少な目で外側の薄皮もむいて、中の果肉部分だけを食べる感じ。

    味の相当薄いグレープフルーツという感じで、外側の薄皮をのぞけば苦味はなく、ほんのり甘いかもといった感じのみかん。

    とはいえ、外側の薄皮も食べても問題なし(若干苦味があるかな?くらいで全く問題なく食べれるレベル)

    僕は普段みかんを食べる時は、1回につき丸ごと1個ではなく、毎回半分の量を食べるようにはしているのですが、

    文旦に関してはこれだけ大きいのにも関わらず、なぜか味気なく毎回丸ごと1個食べてしまいます。

    【みかん】八朔・紅八朔・不知火・スイートスプリング・日向夏・はるか・甘夏・文旦の違い

    今回はみかんのそれぞれの味の特徴や違いについて、

    八朔、紅八朔、不知火、スイートスプリング、日向夏、はるか、甘夏、文旦のそれぞれの違いについて簡単にまとめてみました。

    これらの中で個人的にランキングをつけるとしたら、

    甘くて美味しいという感じでいくなら、

    不知火(しらぬい)」か「スイートスプリング

    これらに関しては相当甘いので、苦みも全くなく、嫌いという人が恐らくいないはず。

    そして癖になってやめられないという系統でいくなら、

    八朔(はっさく)」か「紅八朔(べにはっさく)」か「甘夏(あまなつ)

    味は甘味の中にもほのかな酸味や苦みやなどもあり、食べてて癖になって飽きないタイプのみかん。

    この中でも甘さ順でいうなら、紅八朔 → 八朔 → 甘夏の順番で、甘夏は割と酸っぱめ(ものにもよるはず)

    なので普段頻繁に食べる分には非常におすすめなのと、これらの苦い系のみかんの特に皮の部分に多く含まれる、

    「オーラプテン」という成分が発がん抑制作用、抗炎症作用、脂質代謝の改善、肝臓内中性脂肪の抑制、認知症改善などに効果があり体にもいいらしい。

    ただただ甘い系のみかんにはほとんど含まれていない成分との事(なので八朔や甘夏の皮に多め)

    そして食べた後の皮は天日干しにして、陳皮、スパイスやお茶としても利用が可能で、

    僕も食べた後はそれらの皮で、七味などのオリジナルスパイスやお茶なんかを作っています。

    ただしこれらのみかんに関しては、血液サラサラ系のような薬を飲んでいるという人に関しては、多少注意した方がいいようです。

    グレープフルーツとある特定の薬との飲み合わせ(カルシウム拮抗薬、免疫抑制剤、高脂血症の薬など)の、

    相性があまり良くないと言われているのと同じ理由で、あまりに食べ過ぎると、

    飲んでる薬の効果が強く出過ぎて、血液がサラサラになり過ぎてしまうみたい。

    そして、贈り物や変わり種という事であれば、

    日向夏(ひゅうがなつ)」か「はるか」で、

    味や食べ方も通常のみかんとは若干異なるので、珍しいもの好きにはとてもおすすめで、しかも味もかなり美味しいです。

    そして個人的に今回「文旦(ぶんたん)」はランク外にしました。

    理由としては、相当大きい割には食べる部分が少なく、しかも食べにくい上に味も薄めでそんなに特徴がないという事。

    たまたま今回食べた「文旦(ぶんたん)」の質が悪かったというだけかもしれませんが。

    参考になれば幸いです。