ポストフィナステリド症候群|プロペシア・デュタステリドの副作用・危険性

今回はフィナステリド症候群という育毛、発毛薬の副作用に関する話。

世の中いろいろな育毛方法や発毛薬がありますが、今回は海外でも問題になっている、

プロペシア(フィナステリド)」の服用からくる副作用の問題について解説します。

フィナステリド(プロペシア・デュタステリド等)の服用は危険なのか?

育毛の際に使用するフィナステリドやデュタステリド(プロペシアやフィンペシアなど)という成分についての副作用の話として、

まず私自身は、基本的にはこの薬の使用に関しては、すすんでおすすめはしていません。

その理由というのが、もしこの薬による副作用が体に出てしまった場合、薬の副作用をやめても元に戻らない可能性があるという事。

私自身もかれこれ10~11年前にこの薬を服用していたのですが、服用を止めたあとから今現在にわたって、未だに完全には治っていないためです。

しかし「プロペシア(フィナステリド)」の副作用の出現率に関しては、その人それぞれの体質によるものと、

私の周りの友人達も含め、同じフィナステリドでもキノリンイエローフリーの「フィンペシアであれば、EDの副作用は出ないという報告を数多く受けていますので、

そういったものをおすすめしています。

フィナステリド(フィナロイド) >>

フィナステリド症候群とは?

フィナステリドを服用する事による副作用というものが、

「ポストフィナステリド症候群:Post-finasteride syndrome(PFS)」というふうに呼ばれていて、

一般的な薬の副作用というのはどんなものであれ、基本的には服用を止めれば元の体に戻れるよいうのが一般的なのに対し、

このポストフィナステリド症候群に関しては、服用を止めても長期間、あるいは一生副作用が出たまま治らない可能性があるというもの。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32033719/

ポストフィナステリド症候群による主な副作用に関して、特に大きく割合で出やすいものとしては、

  • ED・勃起不全
  • 抑うつ、不安感
  • 自殺念慮
  • と、こんな感じで、

    他にも細かいものをあげていくとすると、

  • 無快感症:人生の喜びや感情、感覚の低下
  • うつ病、感情の起伏がなくなる
  • 精液量の低下
  • あそこが小さくなる
  • 陰茎感受性の喪失、オーガズム時の快感が減少
  • 乳房肥大、肝斑
  • 慢性疲労、無気力や脱力感
  • 肥満や体温の低下
  • 空腹時の血糖値の上昇
  • HDLコレステロールの低下
  • 記憶障害、思考プロセスが遅くなる
  • 問題解決能力の低下、障害、理解力の低下
  • 自殺未遂もしくは自殺を完了
  • などなど。

    こういったフィナステリド症候群に関する事で、特に問題視されているところは、

    未だにフィナステリド症候群(PFS)に対する、エビデンスに基づく有効な治療法がないという事。

    【Medsafe:ニュージーランド保健省配下の医療規制機関】
    https://medsafe.govt.nz/profs/PUArticles/March2016/PostFinasterideSyndrome.htm

    問題は、医者側から服用前のリスク説明が特にない事と、止めれば元に戻るでしょ?といった患者側の軽い考えから来るもの。

    私自身も当時は、もしいざとなったらいつでも服用を止めればいいし、というような状態でした。

    記事の中でも書かれている内容としては、

    「男性型脱毛症の被験者の20%が、6年以上持続する性機能障害を報告しており、機能障害が永続的である可能性を示唆しています」という事。

    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22789024/

    うつに関する内容がたくさん書いてあったり、

    あとは脳みその反応や物質、脳領域のステロイドレベルの話などについてもとても細かく書かれていて、

    https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S235228951930061X

    他にもめまいや脱力感、手足の腫れなどといった副作用が出る人もいるようです。

    ただもちろんフィナステリドを服用したからといって、必ずしもこういった副作用が出るとは限らない。

    私が個人的に感じている副作用というのは、

    特に勃起不全と抑うつ、不安感に自殺念慮。

    止めて10年以上経つのにも関わらず、未だに勃起不全に関しては完全には治っていない状態。

    【朝立ちしない!ED治療・治す方法として効果があるもの|インポ対処法】

    記事の中でも書かれていますが、これらの薬剤の使用は、

    「年齢や薬剤の投与量、研究期間に関係なく、一部の男性において持続する可能性のある性的機能障害の発症と関連していることが挙げられています」との事。

    また、これらの薬剤で治療を受けた男性の一部において、うつ病、不安症、自殺念慮の増加が多くの研究で報告されています。

    こういった件に関しては医学界の間でも未だに知らない人が多い、もしくはあまり重要視されていない。

    それは多分実際にその人達がハゲで困っていないから、わざわざそんな事調べる問題でもないと思っている事だと思うんです。

    フィナステリドで実際に副作用が出てしまった時の対処法

    実際に「プロペシア(フィナステリド)」を服用する事によって、副作用が出てしまった場合にはただちに服用を止める事が重要で、

    もし実際にED(勃起不全)になってしまった場合は、ED治療薬の服用も検討するべきで、

    私自身は今現在、定期的にED治療薬を服用しています。

    【神からの贈り物】勃起不全の改善におすすめのED治療薬と効果や種類

    あとは「プロペシア」ではなく「フィンペシア」を試してみるといった方法。

    他には例えば、私自身が今現在もずっと服用を継続している「ミノキシジルタブレット」ならフィナステリドの成分が入っていない。

    にも関わらず、発毛効果をより強く感じる事が出来る上に、副作用の出現率も限りなく低いです。

    【はげ、薄毛治療におすすめ】ミノキシジルタブレット(ミノタブ)の効果や副作用について

    ミノキシジルタブレット 10mg(シートタイプ) >>

    ポストフィナステリド症候群|プロペシア・デュタステリドの副作用・危険性:まとめ

    今回は自分自身の経験や後悔から来る「フィナステリド症候群」に関する注意喚起の記事でした。

    今回の内容を簡単にまとめておくと

  • プロペシアなどのフィナステリド系の成分の服用は基本的にはおすすめしない
  • プロペシア(フィナステリド)の使用をする場合は、同時にED治療薬(勃起不全)の服用も検討するべき
  • フィナステリドよりもミノキシジルの成分の方が、育毛に関しては圧倒的に効果的
  • キノリンイエローフリーの「プロペシア(フィナステリド)」であれば、副作用が全く出ないという人も中にはいるので、

    もしも自分のはげの遺伝、威力が強過ぎてミノキシジルだけだと追いつかないという場合には、

    プロペシア(フィナステリド)」の服用を検討するのも十分にありだと思います。

    今回の記事が世の中の誰かしらのお役に立てたら幸いです。