胃がんで胃を全摘後に気をつける事・食事面での注意点|ブログ・痩せる・太れない

身内が1年程前に胃がんの手術で胃を全摘したとの事で、

その後の体重の減り方が激しく、ここ最近は筋肉が落ち過ぎて歩くのもしんどいとの事で、

胃がんの胃を全摘出後に起こりやすい事と、食事面などで気をつける事などについて、

インターネット上の情報などを拾いつつ基本的に気をつける部分という事について書いてみました。

胃の全摘後に起こりやすい事|痩せる・体重が増えない

胃を全摘後に一般的な、そして多く見られる状態として一番多いのが、

  • 痩せる・体重が増えない
  • 体が疲れやすくなる
  • などがあるのだけれど、

    これらは胃がないために消化吸収が悪くなっている事による栄養失調の状態。

    今までは食べた食物を胃が溶かし噛み砕いてくれていたものが、今後は自分の歯できちんと嚙んでいかないといけないという事。

    そうしないと今後様々な弊害が起こりやすくなるという事で、今回はそういった注意点や対策についての記事。

    胃を全摘後に起こりやすい症状①|栄養不足、栄養失調からくる体重減少・貧血など

    今までとは違って胃がなくなった事によって、一度の食事でたくさんの量を食べる事が出来ない事に加え、

    胃を切って鉄分やビタミンB12の吸収が悪くなるために、疲れやすさ、だるさ、動悸、息切れ、ふらつきなどが起こりやすくなる。

    その結果体重が減少し、筋肉がかなり落ちてしまい歩く事さえも億劫になってくる事も多い。

    なので今までとは違い、今後は栄養の高い物を効率良く細かく取っていく必要がある。

    特に鉄分やビタミンB12に関してはレバーや卵、肉類、大豆、緑黄色野菜に多く含まれるので積極的に摂るといい。

    ただし根菜類や固い野菜に関しては、お腹に負担がかかりやすいので注意する事必要がある事と、海藻類も消化に悪いので注意。

    胃を全摘後に起こりやすい症状②|骨粗しょう症

    あとは胃を全摘する事によりカルシウムの吸収率が悪くなり骨が弱くなる事があるため、

    牛乳や乳酸菌を積極的に摂る事が大事(牛乳にはカルシウムやたんぱく質が豊富に含まれるため)

    ただし、いきなり大量に牛乳を飲むと下痢をする事もあるため、その場合は少しずつ体に慣れさせるのがいい、もしくは温めて飲む事。

    あとは太陽の光を積極的に浴びる事により体内でビタミンDが生成され骨が強くなる。

    胃を全摘後に起こりやすい症状③|便秘や胆石、腸閉塞

    胃を摘出後は、便秘や胆石と腸閉塞が起こりやすくなるため、よく噛んでゆっくりと食事をする事が重要。

    今までは胃が食べたものを全て胃の中で細かくしてくれていたのだが、

    今現在は胃がないためにきちんと自分の歯で食べ物を細かくしていく必要があり、

    そうしないとかなりの頻度で便秘になるという風に言われているため注意。

    胃を全摘後に積極的に摂ると良いとされる食事

    次に胃を全摘後に積極的に不足しがちな栄養素としては、上にも書いたように、

    たんぱく質、鉄分、ビタミンB12が不足しやすくなり、その結果、体重や筋肉の減少などの弊害が出やすくなる。

    そういった場合に積極的に摂るといいとされる、栄養価の高い食品については、

  • たんぱく質:牛乳やヨーグルトなどの乳製品、卵料理、鳥肉など
  • 鉄分:レバーや赤身肉、赤身の魚、卵、緑黄色野菜
  • ビタミンB12:アジ、イワシ、サンマ、牡蠣など
  • などにこれらの成分が多く含まれるので積極的に摂るといいとされる。

    あとは茹でる、煮る、蒸す事により食物が柔らかくなるので食べやすく消化にもよく、

    特に鍋料理は簡単に調理が出来、自分で具の柔らかさなどを調節出来るのでおすすめ)

    あとはパンやサンドイッチも柔らかくて比較的食べやすいもの。

    胃を全摘後、痩せる、太れない場合に体重の減少に効果のあるもの

    それでもやはり、一日にあまり多くの回数の食事を摂るのは面倒だという場合に効果的なものとしては、

    プロテイン」と「マルトデキストリン(粉飴)」の組み合わせで、

    これらに関しては、それぞれを同じ量ずつ水に溶かしてあとは細かく飲んでいく事により効率良くカロリーを摂取する事が出来る。

    実際に胃を全摘した身内の者にもこれらを試してもらったところ、

    今までは体重や筋肉が減る一方だったのに対し、これらの食品をこまめに摂る事により、

    体重が徐々に増えていき、体力もある程度は回復をしてきたとの事なので、積極的に摂取して欲しいもの。

    プロテイン」に関しては、たんぱく質以外にも様々なビタミン等も含まれていて、

    あとは液体なので胃や腸の中で体内に取り込まれやすく、胃がない人にとってはかなり摂取しやすいとの事。

    なのでこれらの食品に関しては、積極的に摂る事により体重や筋肉の減少に効果があるかをぜひ試して欲しいもの。

    胃を全摘後の食事面での注意点について

    次に胃を全摘後に食事をする際の注意する点としては、

    一度の食事量を減らし、その分をこまめに分けて食事を摂る回数を増やす事が重要で、

    例えば今までは1日3食だったものを、1日6食にし、その分1回の食事で摂る量を少なくする事。

    あとはおかずを先に食べ、汁ものは後に食べる事。

    汁ものなどの液体類を先に食べてしまうと、それだけでお腹がいっぱいになってしまい十分に栄養が摂れなくなってしまう。

    そして油の多い食事は消化をする際に体に負担がかかるので控えめにする事と、

    あとは胃がなくなる事により食べたものを殺菌する力が弱まるため、生ものにも注意。

    胃を全摘後に気をつける事・食後や術後の注意点|最後に

    他に胃を全摘後の注意点としては、

    胃がなくなる事により酒に酔いやすくなる事と、あとは低血糖に陥りやすくなるので注意。

    他にはコーヒーや辛い食べ物などの刺激物の摂り過ぎにも注意する事と、

    固い食べ物は出来る限り控えるかよく噛む事が重要。

    特に食物繊維の多い食品には注意(ごぼう、きのこ、たけのこ、れんこん、柿など)

    あとはいくら噛んでもバラバラになりにくいようなものにも注意が必要(タコ、イカ、こんにゃく、餅など)

    他には胃がなくなる事により、食後や就寝時に横になると胃に入っているものが逆流しやすくなる。

    なので食事の後はすぐに横にならない事と、寝る時は上半身を少し高く傾けて寝るといい。

    あとは術後は無理をし過ぎない事と頑張り過ぎない事が重要で、

    胃を摘出後に、ある程度体が慣れるまでには少なくとも3~5年程かかる事もある。

    なので辛い時は思い切って休む事が重要で、その事を周囲や家族に伝え理解と協力を求める事が大事。